Crater Lake

Crater Lakeは多目的環境インスタレーション。神戸を囲む海と山にインスパイアされた木製プラットフォーム。
Crater Lakeインスタレーションは神戸湾沿いに設置された起伏のあるプラットフォーム。
Crater Lakeは20体のラジアル状パーツで組み立てられた円形インスタレーション。
Crater Lakeアクソノメトリック。20体のラジアル状パーツで組み立てられた円形構造デッキ。
Crater Lake立面図。
Crater Lakeアクソノメトリック分解ダイアグラム。
Crater Lakeスタディーダイアグラム。
パブリックユーザーで賑わうCrater Lakeインスタレーション。
Crater Lakeウッドデッキのディテール。
波打つランドスケープ調のCrater Lake。
円形ランドスケープ調のCrater Lakeとスツール。
Crater Lakeインスタレーションを木製滑り台として活用する。
遊具として多くの子供たちに親しまれるCrater Lake
遊具として多くの子供たちに親しまれるCrater Lake
遊具として多くの子供たちに親しまれるCrater Lake
神戸しおさい公園での日没時のCrater Lake木材の設置。
  • Title: Crater Lake
  • Type: Architecture, Installation
  • Area: 80 m2 / 855 sf
  • Location: Kobe, Japan
  • Date: 2011
  • Client: City of Kobe
    Kobe Biennale Org.
  • Consultant: Jennifer Shively
  • Status: Completed

Crater Lake

Crater Lakeは多目的要素が含まれたインスタレーション作品。神戸市民にとっての新たなソーシャルスペースとして提案した。市民はその特定設置ポイントでくつろぎ周囲の環境を堪能し、時には子供たちの遊具としての用途も生まれる。

デザインの動機は1995年阪神・淡路大震災の経験が大きく関与しており、当時の記憶がまだ鮮明にある市民にとって忘れることができない悲劇である。同時に力を合わせて市民と国民との間の絆が芽生えた時の希望は計り知れない。だが時間が経ちテクノロジーの発展とともに再建した都市はその社交性を忘れたかのように思える。

このインスタレーション環境は市民にとっての憩いの場として提案しポートアイランドしおさい公園に設置された。遠くから眺めると滑らかな山盛りのようなその異質な形体は、360度の異なる方角の曲面上に座り横たわることができ囲まれた自然と都市の眺めを満喫できる。加えて空間中央には複数のスツールが用意され大人数でも使用して多彩なソーシャルスポットとして機能できる。子供たちも同じく使用することができるが、そのスケール感によりもっと愉快に遊具として使用できる。かくれんぼ、山登りや滑り台としての使用例が見られ、その子供によっての使用方法は大人の想像でも驚かせる。

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